「伝統的な知恵を現代の健康管理に活かす」

「エネルギーの通り道」2006年にWHOは361箇所の経穴(ツボ)の位置を世界統一基準として定めました。これにより、世界中の鍼灸師や医師が同じ定義で治療・研究を行えます。
WHO(世界保健機関)が認める「伝統医学」「民間療法」、そして「経絡」の分野は、現代の予防医学やウェルビーイングにおいて非常に重要な位置を占めています。
「未病」や「セルフケア」の活動とも深く親和性のある、WHOの公式な見解と分類を詳しく整理します。
WHOでは、私たちが「民間療法」と呼ぶものも含め、大きく2つのカテゴリーで定義しています。
- 伝統医学 (Traditional Medicine: TM): 中国、インド、日本などの固有の文化に基づいた知識、スキル、実践の総称。健康維持、病気の予防、診断、改善、治療に用いられます。
- 補完代替療法 (Complementary Medicine / Alternative Medicine: CAM): その国の伝統の一部ではなく、主導的な医療システム(西洋医学)に統合されていない保健活動を指します。
1. ICD-11(国際疾病分類)への「伝統医学」導入
WHOは、これらを総称して「T&CM」と呼び、**「安全性、有効性、品質」**を科学的に検証しながら、「エネルギーの通り道」を推進しています。
2019年に採択、2022年に発効された**ICD-11(国際疾病分類 第11版)において、歴史的な出来事がありました。「伝統医学(第26章)」**が新たに追加されたのです。
これにより、これまで「科学的根拠が曖昧」とされがちだった東洋医学的な診断が、国際的な標準として認められました。
- 対象範囲: 日本の漢方、中国の中医学、韓国の韓医学が中心。
- 意義: 「気」「血」「水」の乱れや、証(しょう:体質や症状の全体像)に基づく診断が国際基準のコードで管理されるようになり、世界中で統計や研究が可能になりました。
「経絡」についても、WHOは長年かけてその標準化を進めてきました。
2. 経絡(けいらく)・経穴(けいけつ)の国際標準化
経穴(ツボ)の統一
以前は国ごとにツボの位置が微妙に異なっていましたが、2006年にWHOは361箇所の経穴(ツボ)の位置を世界統一基準として定めました。これにより、世界中の鍼灸師や医師が同じ定義で治療・研究を行えるようになっています。
経絡の科学的アプローチ
WHOは経絡を単なる「エネルギーの通り道」という概念に留めず、臨床的な効果(特に鎮痛、慢性疾患、リハビリテーション)を評価しています。
- 鍼灸の有効性: 1990年代にはすでに、肩こり、腰痛、膝痛などの筋骨格系疾患だけでなく、消化器疾患や婦人科疾患など、多くの疾患に対する鍼灸の有効性を認める報告を出しています。
3. 民間療法の取り扱いと「WHO伝統医学戦略」
WHOは、世界各地の民間療法(アーユルヴェーダ、ユナニ医学、自然療法など)を闇雲に推奨するのではなく、**「伝統医学戦略 2014-2023(2025年まで延長)」**に基づき、以下の3点を加盟国に求めています。
- 政策への統合: 国家の医療システムに伝統医学を組み込む。
- 安全性と有効性: 知識ベースを構築し、科学的根拠を強化する。
- ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ: 誰もが安全で効果的な伝統医療を受けられるようにする。
まとめ:地域コミュニティへの応用
「未病」や「自然食」は、まさにWHOが目指す「伝統的な知恵を現代の健康管理に活かす」という流れの最先端にあります。
特にICD-11で伝統医学が認められたことは、**「WHOが国際基準として認めた予防医学的な視点」**として、読者への信頼感を高める大きな根拠になります。
「9988運動」が掲げる健やかな歩み。それを支えるのは、体に流れるエネルギーの通り道である『経絡』を整えること、そして日々の『食』で内側から命を養う伝統的な知恵です。これらを組み合わせることは、体という一番身近なパートナーを慈しむ、とても理にかなったアプローチです。
健康はゴールではなく、人生を自由に楽しむための切符。 一人では迷うこともあるけれど、手を取り合い、知識を分かち合う仲間がいれば、その道筋はもっと明るくなります。
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